October 30, 2009

10,29日比谷大集会

「ぽっぽや義士伝」千秋楽の郡山で、鎌田慧さんからの電話を受けたのも何かの御縁、去年は仕事と重なり参加できなかった「10,29日比谷大集会、派遣法改正まったなし」集会に参加。
福島瑞穂大臣はじめ自民党以外のすべての政党の国会議員が力強く発言した後、鎌田さん、湯浅さんの発言に続いて、私。

「怒りの話芸」の講談師は戦後、仕事が減るからと怒りを忘れてきたなかで、わたしゃ一人だけ怒り続けてきたと自己紹介後「ぽっぽや義士伝」の一部を披露。なにしろ主人公は闘争団の娘。派遣切りにあって一人で悩んでいたが、ユニオンに参加して一時金を獲得、自分を取り戻し、残業代払わない会社と、組合を作って闘っているという設定だ。きょうのテーマにぴったり。
全国から集まったみなさんに、分割民営化後から労働者が粗末に扱われるようになったってことを思い出してもらえたら…たとえノーギャラでも参加してよかったというものです、はい。


October 27, 2009

福島ツアー千秋楽は郡山で

 朝からの雨にも負けず、飯盛山へ。白虎隊の少年たち19名が自刃した場所に立つと、氷雨の成せる業か、ふつふつと長州藩に対する怒りが沸き上がり、悔し涙が出てきたのには自分でも驚きました。やはり、理不尽です。現場をそのまま保存する事の大切さを痛感。「白虎隊記念館」は来る度に資料が増えている。

 福島公演千秋楽は郡山。高橋哲哉さんの講演は時間ぴったりでわずか40分で戦後の負の遺産のポイントを明確に教えてくれた。戦後の日本のスタートで、国体は護持され、その結果、反共保守主義者が政治に復活し、今までの風通しの悪い日本になってしまったと今更ながら納得。でも政権が変わったからといっても、民主党の出自は「新自由主義政党」、そのことを忘れてはいけないわけですね。だから「あいうえお」で滑舌を鍛え、いざとなったら大声を出して新政権を指導して行かねば!
 
  福島4公演は、図らずも、小泉首相誕生で涙をのんだ2001年参院選の意義の確認にもなったような気がします。4会場の皆さんは選挙でともに闘った仲間です。あれから8年、それなりに齢は重ねても、そう、私たちは間違っていなかったと総括できた、自信に満ちたツアーとなりました。福島県各地の平和フォーラムの実行委員の皆さんの取り組みに、また、参加して下さった皆さんに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
  
  

October 25, 2009

ソースカツ丼の若松へ

紅葉見物しながら若松に向かおうと、こけしで有名な土湯温泉入り口を右にみながら、その先のトンネルに入る。このトンネルのおかげで会津方面への移動がかなり短縮した。途中、紅葉を楽しみながら12時に会場へ到着。若松市内には「ソースカツ丼」ののぼりがかかっているお店が沢山。最近「ソースカツ丼」で町興しをしているようです。

今日の会場は「ルネッサンス中の島」。講師は福島大学教授の栗原るみさん。
「企業とジェンダー〜地域に置ける男女共同参画実態調査」などの著書がある。「還暦だから赤い洋服で」と赤いジャケットにギンガムチェックのスカートも赤。背が高くてとてもお似合い。「髪の毛がぬけて、これカツラなのよ」ガンの治療をしながら精力的に仕事をこなす栗原さんは団塊の世代のひとりである自分史を中心に講演。やはり40分は短い!?「もう終わり、どうしよう、どう締めよう…、続きはまた今度」とお客に受けてました。

懇親会では会津坂下町町議の千葉親子さんと農作物の話で盛り上がる。雑穀のおかゆを開発中とか、楽しみだ。馬刺、ニシンの山椒漬け、会津小汁など会津ならではのご馳走を頂き、野口英世青春通りのホテルに宿泊。


October 24, 2009

2日目は福島市

福島の教育会館で。福島市周辺からも大勢来てくれました。
今日の講師は福島県立医科大学共助の藤野美都子さん。「身近なところから考える男女平等」がテーマ。年賀状の宛先に添え書きで奥様と書いていないか、家の表札に夫の名前しか書いてないのはないか。結婚したら男性の氏に変わるものと思ってないか、などなど、日常に沢山潜んでいる男女不平等を自分の体験も入れて講演。
彼女は結婚する時、夫の氏を選択したが、その際、男女平等で結婚生活を営むように細かい文章を書いて渡したという。
「私にもそういう智慧があれば、出戻らなくてもすんだかも?などと引きごとに使わせてもらいながら、ぽっぽや義士伝を語る。

 主催者の配慮できょうは懇談会がなく、トレパンに着替えて夕暮れの福島駅近くを40分ぐらいジョギング。「ホテルいたくら本館」は、建物は古いけど、階段に本棚があったり、子どもさんたちがそこで遊んでいたりしてとても家庭的な雰囲気。お風呂は温泉のようでなかなかでした。


October 23, 2009

福島県内4カ所ツアー

23日、きょうから福島県内4カ所で「平和と人権のつどい」が開催。
主催は私も呼びかけ人に加わっている「憲法を活かす福島県民の会」。日替わりで呼びかけ人の先生方の講演「21世紀と憲法」と「国鉄労働者(ぽっぽや)義士伝」各40分ずつ。
会場に行く前に実家へ立ち寄り、母に下の娘の成人式の着物を預けて労働福祉会館へ。
 
 初日のきょうは東日本国際大学名誉教授の鎌倉孝夫さんとご一緒。オバマ大統領の「核兵器廃絶宣言」について、アメリカは「敵」に対しては核は必要としており、ダブルスタンダードと指摘。チャベス大統領が言った「ふたりのオバマ」発言「理念が現実に転換できなければ欺瞞となる」などを切り口に、憲法前文と第9条を堅持するとこの意義についてわかり易く講演、40分では話しきれない濃い内容で、お客さんたちはもっと聞きたかったのでは?
鎌倉さんも私も初日ということもあって10分づつ時間オーバーしてしまいました。
その後、懐かしい皆さんと久しぶりに懇親会、ナント言っても、おろしにんにくをたっぷりつけていただくいわきの鰹は最高です。