April 15, 2008

「潜水服は蝶の夢を見る」

「潜水服は蝶の夢を見る」を観た。実在した雑誌の編集者、油が乗り切っているいい男が男盛りで、脳卒中で倒れた、42歳。その絶望は相当悲惨である筈だけど、映画はユーモア、エスプリ、思わず「うふふ」のエロス、さすがフランス映画…

 左目しか動かせない彼は、左目の数万回に瞬きで本を書いた。彼を支えたのは「記憶力と想像力」そして「人間性」。私がもし脳卒中で身体が動かなくなったら、この映画を思い出すことによって、地獄が地獄でなくなるような気がする、ちょっとまれないい映画でした。
BJMのシャンソンも粋すぎるような。とても幸福な気持ち、寿命が延びたようないい気分…