April 08, 2007

「石原当確」と「くさや」

 田原牧さんの「ほっとけよ」ーわたしのことはわたしが決めるーを読み始める。分厚い本だが面白い、自分の言葉、歴史観を持っている人だ。
 久しぶりにジムへ。バイクをこぎながも、よみ続ける。かなり面白い。
その後、整体へ。股関節が堅くなり、左足が短くなっていると言われ、結構ハードな治療を受ける。
「石原当確」が早々と出た8時半、すでに食事は終わっていたが、突然、「くさや」が食べたくなった。「石原当確」がどうして「くさや」になるのか、自分でも分らない。でも、食べたい。いただきもののトビウオのくさやがあった。意を決して焼き始めた。
間が悪く、高3の娘が帰宅。いきなり「くせ〜」「服に匂いがついたらどうするんよ〜、くそばばが!」とたいそうご立腹。
「くそばば」といわれたのは初めてだ。そういわれたら怒らなけらばならない。だが、哀しいかな、私は浅野落選の「やけ酒」を飲んでいて一瞬「くそばば」をききそこねてしまった。間が抜けた怒りは迫力がない。あきらめて知らんぷり。
娘はベランダの戸をあけ放つ。夜風にふるえながら私は開き直ってくさやをつまみに少々お酒をいただく。
「なんでくさやなんか焼くんだよ〜」「…」聞こえないふり、でも心の中で「ほっとけよ、わたしのことはわたしが決める」と叫ぶ私。