March 20, 2007

福井県砂防ボランティア協会

20日朝早い新幹線で米原乗り換え、福井へ移動。「NPO法人福井県砂防ボランティア協会10周年記念講演」に呼んでもらう。「講演と講談」まずはじめは「地域興しは講談から」のテーマでお話中心、休憩をいれて音入り「モクベエ伝説」。協会のみなさま、宣伝がんばってくれてほぼ満席。終演後は福井のお魚、カニなどをご馳走になる。
 この席で吉崎御坊の「嫁威し肉付きの面」の話を聞く。「信心篤い嫁が吉崎御坊へ詣でるのをやめさせようと、鬼の面をつけておどしたが嫁は少しも動ぜず、かえって姑の顔に面が食い込んで離れなくなった。嫁に連れられて蓮如上人の前で、『ナムアミダブツ』と称えると不思議や鬼の面は悪業の肉をつけて顔から離れた」というもの。講談の「肉付きの面」もこれがヒントかも?「嫁威し」という地名も残っているというのは、ちょっとうれしい。歴史や伝説を大切にする習慣は、おのずと他人にたいしても思いやりをもって接する気持ちを育む。福井が暮らしやすさ日本一というのは自然環境、魚のほかに、県民性が大きいかもと納得。