October 06, 2007

金木犀の香りに

金木犀の香りにふと足を止める。小春日和、いつの間にか秋らしい空気になってきました。この空気は過ぎ去った日々の香り、いろんな思い出が走馬灯のように頭をよぎる、この切なさ…、そう池田晶子さん風にいうと「こうなるとなんとなく人肌が恋しくなる」ということでしょうか。そして彼女の言葉をかりると「今存在しているのは、今だけだから、過去はどこにも存在していない。過去であるように見えるものは、過去についての今ある記憶」…