September 24, 2006

心に残るいくさの記憶

高木さん、滝沢さんといったいわきの年配の友人たちがとてもいい仕事をした。8月に市内の70数名の方の戦争体験談をまとめた「心に残るいくさの記憶」を発行し、この3日間、その続編として戦争の遺品展、体験談を聞く会を暮らしの伝承館で開催。移築された明治時代の詩人、猪狩満直の実家で体験者に混ざり、私も一席。隣の民家ではボランティアによるすいとん作り。戦時中のようなまずさは出せないと、とてもおいしいすいとんをいただいた。千人針はじめ血痕がにじむ必勝祈願のハンカチ、てつかぶとなど貴重な遺品を60年以上も大事に保存していた人がいたことに驚く。こうした遺品が全国でどれほどあるのだろうか、処分してしまうまえに各地で保存してはどうかしら。実物をみると当時の雰囲気まで伝わってくる。