August 07, 2006

硫黄島玉砕戦

田中康夫さんが落選してしまった。長野は元にもどってしまうのだろうか…。
NHKスペシャル「硫黄島玉砕戦〜生還者61年目の証言」には息をのんだ。水も食料もなく、気温が40度以上の地下壕にに大勢の兵士が死体とともに潜んでいた。投降しようとすると後ろから射殺される。しまいには水を流されガソリンをまかれ…どんなに辛かっただろうか…。これこそなまなましい戦場の記憶だ。証言する80歳代の彼らは毅然としている。時間稼ぎの捨て石にされた中林忠道中将はじめ数万の遺骨はまだ地下壕に眠っているという。硫黄島玉砕戦は米軍が予期もしなかった持久戦で抵抗 した。750個の地下要塞をトンネルで結び、上陸した米軍に対し、奇襲で応戦し「5 日間で陥落どころか、36日間にわたって抵抗した。本当に戦没者を追悼する気があるのなら、日本の指導者は靖国参拝する前に遺骨を遺族のもとに還すべきではないでしょうか。