August 06, 2006

黒門町本牧亭で

黒門町本牧亭で「はだしのゲン」の前半を語る。寄席向きの講談ではないかもしれないが、きょうは何と言っても8月6日だ。原爆症訴訟、広島で原告勝訴となったが、遅いぐらい。もっともっと被爆の実態を知ってほしいと思う。トリの貞山先生が「以前はポルノ講談のあとに忠臣蔵なんてこともあった。きょうははだしのゲンのあとの怪談でおつきあいを」とご挨拶。三遊亭円朝作「怨みの振り袖」でお客さんを喜ばせていた。それにしても楽屋には冷房なし。汗をぬぐいながら鳥肌がたつような名調子に引き込まれる。終演後会津坂下出身のお客さんが色紙を持参、サインさせてもらう。「はだしのゲン」が聞けてよかったといってくださった、ホッ!