August 17, 2006

「吉原狐」を観る

長女と八月納涼歌舞伎「吉原狐」を観る。村上元三が先代勘三郎のために書き下ろした喜劇で、45年ぶりの上演。「芸者屋泉屋三五郎(三津五郎)の娘おきち(福助)は、吉原随一と評判の芸者ですが、そそっかしいのが玉にきず。悪口を言われていると早合点して、お座敷で同業のおえん(橋之助)に食ってかかったり、追われる身となった旗本の貝塚采女(染五郎)に同情したかと思うと、狐が憑いたように惚れ込んでしまったり。父の三五郎が、元深川芸者で今は泉屋の仲働きのお杉(扇雀)との仲を打ち明けようとすると、今度は芸者誰ヶ袖(孝太郎)が相手と勘違いする始末」勘違い、早とちりって観客をはらはらさせ、いいネタになるのだな〜と感心してしまった。当然のこと、役者がそろっていて、とてもハッピーな気分に。