December 06, 2006

旧山古志村へ

午後東京へ戻るつもりだったが、映画「掘るまいか」の中山隧道を見てみたいと、飛び入りで旧山古志村へ同行させてもらう。さあ、2年前の中越地震で大被害を受けて道路も寸断されていた旧山古志村。やっと開通したものの、目に入るのは土砂ぐずれのあと。ところどころで砂防工事が行われていた。土砂で川が塞がれた自然ダム、その中に数件の家がそのまま点在している。生活の場が一瞬にして破壊されてしまった大地震の恐怖を今に語り継いでいる貴重な存在だ。ところどころ崩れてしまった山々に残る枯れ木、寒々しい景色だった。来年も仮設住宅に住み続けなければならない人々が沢山いるという、都会にすむ私たちはこの事を忘れてはいけないし、なんとか繋がっていきたいものです。