October 02, 2006

石橋幸

石橋幸は、ロシアの歌をロシア語で歌い、あまりに深くロシアの人と土地に共触れする。ー中上健次」白井愛の詩の朗読がとこんなにも唄に解け合うとは。白井愛の詩は、安倍政権が誕生するという不思議な日本の必然を言い当てすぎて、言葉がない。60を過ぎた石橋幸、すごく進化している。紀伊国屋ホールが満席になった。ロシア・アウトカーストの歌を発掘し、歌い続けて数十年。唄も語りもだれもまねが出来ない説得力と表現力がある。彼女をこの国の音楽界は知らんぷりしていていいのだろうか?こんなにすごいアーティストを!織音をはじめ二つ目の数人を誘う、みな、きっと収穫があったのでは。招待してくださった手塚プロの社長さん、ありがとうございました。