January 30, 2006

ホテル聚楽よ〜ん

新春聚楽健康塾の講師としてやってきました飯坂温泉。参加者は宿泊者限定ということで友人知人が大勢泊まりがけで来てくれました。なんと250人、満席です。身障者施設太陽学園のみんながつくってくれた布袋や、自分でつくった干し柿などのお土産持参は拙本にも登場の高野さん。遠くは一関からも。鈴木さんありがとう!一時間笑って、泣いて、沢山食べて、お風呂は満杯。いいお湯でした。温泉でお仕事っていいものです。

January 25, 2006

「ホリエモン正月過ぎたらムイチモン」

 逃亡するはずないのに、逮捕はいきすぎ。堀江氏が売れっ子だっただけあってかわいそう。選挙のときなど自民党からあれだけ持ち上げられていて、正月番組では細木さんと連日テレビ出演、それが急にはしごを外された…。ライブドアはじめIT関係の株主も気の毒。もっと早い段階で検察庁ではなく、金融庁なり東証が指摘、指導してやるべきだったのでは?
 今朝のワイドショーで「世界一の会社を目指す」堀江氏のかつての映像が紹介されていた。「金儲け世界一の会社を目指す」などしゃれにもならないから、何を売って世界一を目指すのか、それがかけていたのが、今回の悲劇(喜劇)の元でしょうね。
 芸人にもあるんだなア。目的を見失っちゃうってのが…。自分の公演にお客さんを呼ぶために「テレビで名前をうらなきゃ」と手段としてテレビに出る。テレビにでるのは決して悪い事ではなく、むしろ大歓迎だが、なぜ「講談の私」がでるかが大切だと思うのです。我々の仲間だけでもクイズ番組に出たり(全問不正解)NHKに出てとちって1分間黙っちゃってひんしゅくをかったり、銭湯の取材ではだかの後ろ姿を露出したり…。他のタレントでも充分じゃないですか。結果として消耗するし、必ずしもお客が増えないのですね、これが。
 「切符で飯を食う芸人」ってのにあこがれます。たとえば故マルセさん、テレビに出るときは芸の紹介とか公演の様子とか、マルセならではの登場。こういうのだったら私も出たいと、ひび自分の芸を磨いているのだ(ホントか!?)
 芸人は自信をもって自分の芸を磨く。お客が来る。それで食べていく。企業は自信をもって自社製品を売る、買ってもらう、それで食べていく。このときに大切なのは芸人も企業も環境、安全、命の尊厳が大前提。すご〜くもうかっているTOYOTAさん、はたして環境にいいことしてもうけているかしら?

January 24, 2006

もっこす元気な愛

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 「もっこす元気な愛」を見た。
趙博さんがテーマ曲をうたい、辛淑玉さんがナレーションをしている。脳性マヒで両腕に障害がある哲也は笑顔がとても魅力的な前向きな青年。恋人の美穂のお母さんに二人の結婚を認めてもらいたい、そのためにも仕事をがんばろう、運転免許をとろうと1年10ヶ月もかかって足だけで運転する車で免許を取る事を当局に認めさせる。前例がないとしぶる相手になんどもなんども通って…こういう苦労をわたしらはほとんど知らない。そして試験を受けるも一度目はだめ。2度目の挑戦でみごと合格。このとき取材のテレビ局の女性、合格して喜ぶてっちゃんに「もっとからだで表現して」「ピース、ピース」などという。ハッとした。あれが健常者の無神経さなのだろう…。一緒に暮らす友人のりょうちゃんはポリオでだめになった左足を「ごみ収集にだせない残飯」という。これにはまいった。障害は個性だと言うときに彼らの境遇をどれぐらい想像し理解しているか…。お母さんを説得できず泣く美穂を「だいじょうぶばい、泣かんでええやんか」となんども繰り返しなぐさめるてっちゃんの笑顔と足のやさしさ。こういうシーンを見ると、人を好きなるっていいな〜としみじみ思う。で、監督の寺田さんにメールしました。

「寺田さん、初めまして。私は音楽担当の趙さんの友人でもある、講談師です。こんなに心がほのぼのと暖かくなる映画は久しぶりです。美穂さんがてっちゃんに「たくさん慰められて」いて二人がほれ合ってお互いをかけがえなく思っているのががうらやましいぐらい。てっちゃんがりょうちゃんに「自分の身体を受け入れて」という言葉、奥が深いよね。自分が自分をまず愛さなきゃ…。てっちゃんのお父さんと、お母さんの写真を見て、両親の愛情につつまれて育ったと合点がいきました。だからこそあの明るさ、元気があるんだと。「日本橋、こちょこちょ」の運転にはハラハラ。苦労してとった免許、くれぐれも運転には気をつけてほしいです。「妻はフィリピーナ」も面白かったし、これからも期待してます!」