May 31, 2014

新緑の秋山郷合宿

29(木)から31日まで2泊3日で香織倶楽部の皆さんと秋山郷「佐藤佐平治」ツアーへ。雪の秋山郷と打って変わって新緑の山々が迎えてくれた。
3日間、晴天に恵まれ、初日から萌木の里の山田龍一さんの丁寧で情熱的な
ガイドのもと、縄文時代からの秋山郷の歴史、石垣田を作って餓死をなくした
左平治の業績をたどり、全員が餓死してしまった大秋山跡へ。さわやかな風が吹き渡っていました。


最終日の夕方は「左平治の会」の女性陣による紙芝居、そして、
「皆さん、プロかと思いました。お上手で楽しかった」とその女性陣や
萌木の里の女将さんを興奮させた香織倶楽部の皆様の講談発表でした。
まずは
色物に徹してはじめに南京玉簾、最後にかっぽれを披露してくれた森さん、
十日町の小学校に子ども達を山村留学させた経験談を披露してくれた織枝さん、
富岡の望郷桜で原発事故をさりげなく思い出させてくれた織淳さん。
馬の嘶きが聞こえるような、テンポのいい織福さんの「一豊の妻」
後の交流会のお酒が待ち遠しくなるような織丸さんの「母里太平」
そして
交流会は萌木の里の山菜づくしのバイキング。
おやじバンド「はさんオールスターズ」山田龍一さんの歌から
香織倶楽部の皆さんのカラオケ歌いまくりと、盛り上がりまして
最終日の山菜採りと、充実の2泊3日でした。
私にとっては2度目の秋山郷、1月の雪景色、今回の新緑、
宿の目の前の大きな山々が秋になったらどんな表情を見せてくれるのか…
空気が美味しく暑くても涼風が吹き渡りとにかくリフレッシュした合宿となりました。





May 26, 2014

77歳からパワーを!

25(日)NPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」総会と長年、公害問題や原発労働者の写真を撮り続けながら社会に問題提起をしている樋口健二さんの講演会「原発労働者からフクシマを視る」、福島県白河市の「アウシュヴィッツ平和博物館」館長であり「原発災害情報センター」にも関わる小渕真理さんの報告とパネルディスカッション、無事終了!樋口さん、今後原発労働者の被曝を防ぎ、ピンハネの横行など労働環境を改善するには「彼らを公務員待遇にすることが不可欠だ」と。全くその通りだ。大久野島に行ったとき、毒ガス製造に関わった人が体調を壊して島を追い出された。毒ガス製造は機密だから他言するなと言われ、孤独に亡くなって行った。それを写真で訴え世間の知るところとなったのは樋口健二さんのお陰だとガイドの方が言っていたのを思い出す。打ち上げでは香織倶楽部の面々が社会派の演目に取り組んでいることにお褒めの言葉、77歳の樋口さんからパワーを頂いた一日でした。


May 21, 2014

古里原発と「オグ大王」

20(火)郡司さんは東菜の生協会員の皆さんに福島報告を。私と宗像さんは廃線となった線路上を2キロ歩いてセウォル号で犠牲になった方々を悼む場所を訪ね、その後散策。午後からは雨の中、車で約20分の古里原発4基と近くの新古里原発2基を視察。驚いたのは近くに小学校や漁港があり、生活の場と隣あわせ。浜岡と一緒。
新古里原発は発電所が目の前にみえ、海岸に廻ると釣り人が糸を垂れている。万が一事故が起きたら20キロから30キロしか離れていない釜山市は壊滅してしまう。
講談やチェルノブイリ、福島報告を皆さんが真剣に聞いてくれるのも納得、そう、福島の二の舞は絶対にさせたくない、そのためにも交流を深め、地元の皆さんにもっともっと危機感を持っていただきたいと心から願います。


夕食は「貞林」という老舗で薬膳料理のフルコースをごちそうになり、その後翻訳本の出版社が経営する小劇場で8時から「オグ大王」を観劇。言葉は通じなくても意味はよく伝わり、「死」にまつわる喜劇でとても面白く、死神?オグ大王たちの??の大きさには抱腹絶倒。終了後客席からお腹のそこからの発声法は講談と同じ、講談は朝鮮半島から伝わった文化と思う、心から御礼を言いたい」と挨拶させてもらい記念撮影。3日目も充実しまくった一日でした。


May 20, 2014

釜山で初講談


18日から21日まで釜山へ行ってきました!一昨年NPOの「チェルノブイリミッション」に参加した宗像良保さんが「フクシマが見たチェルノブイリ26年目の真実」という本を出し、事務局の郡司さんが昨年韓国へ行った際に関係者に紹介したところ、その本が韓国語でも出版されることに。出版記念会を開催したい、ついてはついでに?大きなイベントがあるので私の講談と、郡司さんの福島報告も釜山の皆様に聞いてもらおう、とかつで日本に住んでいた金先生の企画で郡司さんと私と宗像さんの3人で釜山へ。10数年ぶりの釜山は近代的な高層マンションが並び、様変わりしてました。宿泊は10年ほど前から高級リゾートとして開発されたヘムンデの東横イン。海水浴場の前にホテルが並んでいて夏になると一日数万人の観光客が訪れるそうだ。
2日目の19日は2年に一度という大きなYWCAの組合員のイベントに参加。
朝から脱原発の学習会をしていた300人もの女性達が昼食会場の前にならんでいるところに私たちが到着昼食の鍋をつつき、会場へ。(韓国ではお弁当ではなく、隣同士会話しながら同じ鍋をつつくのだそうだ、いいね)
私は約20分にまとめた「チェルノブイリの祈り」と「福島の祈り」の講談を。宗像さんがチェルノブイリの報告を、郡司さんは福島の様子と市民団体の動きについて報告。
講談では、津波被害の様子の語りが、セウォル号に重ねて涙ぐむ人も多くいました。講談もパワーポイントを使っての報告も通訳の金先生のおかげで、大成功。

夜は、出版記念会でしたが、お祝いよりも交流会となり、脱原発の世論が多いのになぜ負けたのか、など都知事選挙まで遡って質問もあり、また、脱原発をかかげて市長選に出馬している王さんもかけつけてくれました。政府間は仲が悪くとも、私たち民間で交流しともに子どもたちに責任ある社会を残していこうと確約をし、NPOのコットンタオルを皆さんにプレゼントして終了したのが予定時間を一時間も超えた午後9時、充実の一日でした!


May 12, 2014

ベアテ記念ラン、そして女たち命の大行進!

 11(日)NPO理事の小林さんから「一生のお願い」と懇願され(笑)20年前の勿来の関マラソ以来2度目の5キロランに挑戦。なにせ戦後、憲法の人権、男女平等に関する条項の草案に関わったベアテ•シロタ•ゴードン記念杯の第一回目というのだから、私も頑張るわけです。日頃カーブスで筋トレはしているものの、やはり5キロはきつかった。お台場海浜公園潮風の広場、日差しはきついものの海からの風はさわやかで、景色を楽しみながら走ろうなどと思ったのは最初だけ。前の人の足をみながら走る、もう5キロだろうと思ったら「3キロ」の標識。がくっとペースが落ちて、後はいつも言っている「しつこく、しぶとく」を繰り返し呪文のように唱えながらなんとか完走。年代別でなんと6位!魔法の呪文だ!

 ベアテさんの娘さんニコルさんとお話しできて感激、参加して良かったです。記念賞を受賞された「かものはしポロジェクト」の村田早耶香さん、おめでとうございます!


  そして、午後から上野水上音楽堂へ。「5.11女たち命の大行進」北海道から沖縄まで全国から集まった女性たちはステージと一緒になり歌い踊り、私は5キロ走の疲れも吹き飛び…日頃の安倍首相らの「暴挙の数々」を一時忘れることが出来ました、その後のゆっくりウオークも楽しく、上野駅は祭りの神輿が練り歩き…、個人的にも「お祭りな」一日はビールの乾杯とともに無事終了したのでした。