May 25, 2013

50年前の23日、石川青年は!

21日、千葉のなのはな生協さんの講演会に呼んでもらう。声をかけてくれたのは生協の役員の高校の同級生、彼女は19日の総会にも来てくれている。船橋市勤労市民センター、午前10時半スタートはちょいと早いが…。なのはな生協は生産者と繋がって安全な食材を提供している、取引先は福島県も多い。事故後、東電を訴え裁判闘争している、骨のある生協だ。がんばれ!
23日
50年前のきょう、石川一雄青年は不当逮捕された。日比谷野音で狭山事件の再審を求める市民集会で講談を披露してくれと鎌田さんから連絡があったのは5月4日のこと、もっと早くいってくれなきゃ〜〜。
朝4時に起きて台本を完成させ印刷し、いざ、日比谷野音へ。それにしても「狭山事件」は複雑怪奇、これを講談にするにはとても時間がかかるわけだ。今回は獄中で文字を獲得した石川一雄青年は運動もせず日記、手紙と書きまくり、文字とともに糖尿病も獲得してしまったこと。石川一雄さんとお連れ合いの佐智子さんの二人三脚ぶりなどを約15分にまとめた。題して「石川一雄•学問のすすめ」石川さん、佐智子さんご夫妻、笑いながらとても喜んで下さりほんとにうれしい!
 鎌田さんと石川さんの対談で「僕たちも先がそうながくないから」と石川さんと同年の鎌田さん。しばしの間があり「いっしょにしないで。私は無罪を勝ち取った後第二の人生が始まるんです」と約3000人の笑いを誘った。石川さんは声も大きく、前向きで明るく、すごい方だ。このキャラクターをもっともっと伝えたい。「石川の水の流れはいや増して明日またるる再審の道」香織
FBで早速参加者の方からコメントを頂きました。
“今日は素晴らしい講談を有難うございました。香織さんの後ろで微笑んでいる石川さん夫妻を見ていましたら涙が出てきました。狭山事件の再審無罪を勝ち取りましょう。今日は本当に有難うございました。”




May 23, 2013

17日新潟から19日NPO総会

17日ところは長岡のアオーレ長岡。真宗大谷派三条教務所、青年部の皆さんが「仏青報恩講」に呼んでくれて皆さんのおつとめの後に「はだしのゲン」公演。終了後、私たちが取り組んでるこども保養でぜひ協力したいと申し出てくれ、また義援金も集めてくださった。仏青のみなさん、ありがとうございました。この日は原発がある柏崎に宿泊。
18日、妙高山の向こうが雪をいただく北アルプス、雄大な景色を見ながら国道8号を上越市に。午後2時からリージョンプラザ上越コンサートホールで「はだしのゲン」、上越9条の会のみなさんが結成8周年記念公演で呼んでくれた。天気がよすぎて農作業日和、そんな中200人近くが来てくれて、花束の代わりに「越乃雪月花」を2本もプレゼントしてもらいました。「花より団子」というけれど私の場合「花よりお酒」、感激です。
19日
市ヶ谷のJICA地球ひろばにて、NPO法人「ふくしま支援人と文化ネットワーク」第3回総会、そして飯舘村の長谷川健一氏の講演。雨の予想がはずれてちょうどいい天気。
長谷川健一さんの講演が始まった。興奮するとズーズー弁が強くなると前置きして…。平成の大合併のとき、合併せずに貧しくともみんなで「までい」にやって行こうと飯舘村は気持ちがひとつとなっていた…。事故当時 当時の枝野、爆発とは言わず「大きな音がした」といったのは忘れない。14日の段階で40マイクロシーベルト!村長に口止めされたが「冗談じゃない」と皆に招集をかけた。翌日雨雪の中村民を集めて報告。この時100マイクロが振り切れていた…。
そして今、モニタリングの下に鉄板を敷き線量下げている。30mはなれると2倍に跳ね上がる。演出される線量。国も村執行部も「除染、除染」の大号令。環境省、除染困難家はそのままにして、津波のように除染するといっている。と、長谷川健一氏は「現実をみろ!」と訴え続けている。彼の報告に焼く80人の参加者は息をのみ、涙を拭いながら聞いていた。
終了後は「自分たちに何ができるか、とにかくこの話を一人でも多くに伝えよう」と参加者の皆さん、興奮気味、もちろん私も。やる気がますます出てくるいい集会だった。青田恵子さんの「一万円」HPのトップに。聞いてください。




May 16, 2013

11日大館から16日文化放送

11日秋田県大館市中央公民館にて、「第28回憲法集会」開催。
「はだしのゲンを語って30年、いま古里が〜福島からの報告」
開演前に「花岡平和記念館」にも案内してくれました。 加害者側が毎年被害者を招待し、記憶を風化させない、これは実に立派。今年も6月末に開催されるそうだ。
翌日は石田さんの案内で大館市のいとくショッピングセンター3階「佐々木ひでお詩画展」に立ち寄った。24歳のときに交通事故にあい、首から下が麻痺。口に絵筆をくわえて描いた詩画の数々「幸福の木の花」を紹介。「辛い」という字に棒を一本足すと「幸せ」になる。泣ぐほど辛いどぎあど一つ辛棒すれば必ず幸せの花が咲ぐ。
その後八幡平へ。両脇、雪の壁!青空に白白白、感激!石田さん、観光つきの送迎、ありがとうございました〜。
地方紙に載った記事、新鮮な驚きあり「「燃えたぎるような調子で福島第一原発事故に言及した」この「燃えたぎる」という表現は初めてです。記者さん、ありがとう。

13日「すてきなおばあさんのスタイルブック」田村セツコさんが、中野講談会に来てくれた。終了後、みなで新大久保のトンちゃんへ。その後、久しぶりのカラオケ。ジャズ歌手の中谷泰子さんはさすがの歌声。セツ子さんも私も多いに気分転換した一日でした。

16日は午前中、文化放送「鎌田實と村上信夫の日曜はがんばらない」の収録。ラジオビタミンでおなじみだった村上信夫さんがNHKをやめたのは私がゲストで呼んでもらったすぐ後だった。今は講演などでも大活躍中。大好きな番組なので声かけてもらいとても嬉しい。鎌田實先生とは実に10年ぶりの再会。松本で「チェルノブイリの祈り」公演以来、あのときはアレクしエービッチさんも一緒で私の公演を喜んでくれた様子を鎌田さんが話してくださった。26日の放送、ぜひ聞いてください。

夕方からは講談サロン。「上方芸能」の「朗読語りの地平」(木津川計)をサブテキストにし、ますます充実!


May 06, 2013

1日講談祭りから5日まで

 ツイッターを始めてから、ついついブログを忘れがち。でもってツイッターをみながら思い出しブログでございます。
 5月1日は講談祭り、八重の桜で大入り。私は「2分講談」にコーナーで「野口シカ」を一席、息子にやけどを負わせ医療費のため徹夜で働き詰め、眠くなるとまぶたに小枝で支えをして目がふさがれないように…、皆様も講談聞いて眠くなったら支えをしてがんばってと。
 2日は秋田平和フォーラムに呼んでもらい憲法集会。翌朝一番の便で羽田へ。乗り換えて広島空港へ。山陽道渋滞らしいので、広島空港からタクシーで白市駅へ。丁度入ってきた12時13分広島駅着の電車にとびのりノンビリと新緑の景色を眺め中。でも着いたら大忙し!県民文化センター「憲法の集い」1:30の出番。20回目を迎える「広島憲法集会」は私の講演の後に弁護士はじめ一般の方々のミュージカルがあり、客席は満席。とっつきにくい憲法をたのしくしつこく!これが継続の秘訣でしょうね。
 4日広島からの帰りに鞆の浦、鞆の津ミュージアムで開催中の「極限芸術•死刑囚の表現」に立ち寄る。有り余る時間と迫る死刑執行の狭間の絵画…すごい迫力!でした。林ますみさんのもあった。早く再審を!
5日『飯舘村 放射能と帰村』 新宿K's cinemaで。終了後のトーク。監督と渡辺えりさん。安倍首相たちが世界に売り込む「安全な日本の原発」事故の現実はこんなにも悲惨!村人の「心の汚染が一番辛い」が心にささる。