January 31, 2012

大歩危小歩危

28(土)
京成大久保駅すぐそばの習志野市民会館で「平和」をテーマに講演。300人位のカレッジ生がお集り。カレッジ生とはいっても60代からの皆様、元気よく待ってましたの声が!福島、いわきの話では涙ぐみながら聞いてくださる。終了後見送りに出たら、講談の常連客でNPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」会員でもある福田さんが「NPOのチラシ持ってきて、宣伝すれば良かったのに」と言ってくれた。ほんとに、うっかり…。
そのまま羽田空港へ。最終便で高松空港。主催者の徳島県議黒川征一さんがお迎えにきてくれてました。
29(日)
黒川さんの案内で大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)観光。切り立った渓谷の間の透き通った川を舟にのって…、お見事な景色でした。

1971年に小歩危ダム建設を阻止した御陰で今日の観光資源がある、そのダム建設反対運動の活動を黒川さんが中心となってまとめ出版すると朝の新聞に出ていた。県議4期目の黒川さんと3期目の民主党代議士、高井美穂さんの「新春のつどい」。三好市池田総合体育館には500人ほどの町民が集まっていた。はじめに「阿波でこ箱回し、三番叟」めったにみられないものを拝見。高井さんの国政報告は「消費税導入、TPP参加、八場ダム建設、原発推進」と公約違反の民主党の主流派ということもあり、聞いていてお気の毒なぐらい気を使っていらした。次の選挙では覚悟を決めておいでの様子。とても感じのいいすてきな高井さん、…なんとかならないのかしら。
黒川さんは堂々と政府批判も元気よく!



福島報告の後の講談。四国は霊場があるだけに信心深く心優しい方が多いと思って「五平菩薩」を一席。皆さん、ときに涙を拭いながらじっくり聞いてくれました。昨年9月に徳島に呼んでくれた高開千代子さんも白菜のお漬け物と切り干し大根持参で駆けつけてくれて嬉しかった。帰りの車中、父から電話。山梨で地震が多発しているから気をつけよと。いわきの地震も心配だという私に、いわきは慣れてるから大丈夫って(笑)四国の空気を思い切り吸い込んで最終便で東京へ。
寒さ厳しいおり、なんとか風邪もひかずに終えることができ、ほっ。
1月中にお世話になった皆様、ありがとうございました。


January 29, 2012

出版記念会

27(金)
シビックセンター・スカイホール、目の前に東京タワーが。稼働原発3基になっても東京タワーには灯がともっている。夜景もきれい。
「春を呼ぶ、日本共産党を応援する出版のつどい」に呼んでもらいました。タイトルは「原発・チェルノブイリの祈りをフクシマへ」。主催者の思いのたけが伝わってきました。福島の報告「はだしのゲン」のさわり、「チェルノブイリの祈り」の抜き読みを音響入りで語る。
質疑応答では、は安保の講談もと声がかかり、「哀しみの母子像」の話を紹介。帰りには一人で本2冊DVD2枚と全部買ってくれる方が数名、すごい、みなさん熱心だ!福島県出身の方々も多く、交流会も大いに盛り上がました。





January 27, 2012

香織ちゃんねるイン音倉

他は空いてるけど、4日間集中して仕事が続きました。
まずは26(木)
歌手の庄野真代さんが代表を務めるNPO法人「国境なき楽団」のライブハウス、下北沢の音倉で「香織ちゃんねるイン音倉」が始まりました。今回は初回ということで「常磐炭坑余聞・フラガール物語」。
昨年の大震災と原発事故で休業を余儀なくされ、昨年10月に一部再開、2月に大々的にオープンするスパ・リゾート・ハワイアンズ。映画でもおなじみ、46年前石炭から石油へのエネルギー転換で炭坑閉山と首切りの嵐の中、ハワイアンセンターを成功に導いたフラガール達の物語りを自分の体験や評論を入れての一席。
飲食をしながらの「フラガール物語」を演じるのは始めて。前座で登場の講談サロンの織峯さんが着物姿もりりしく、「ポケット講談義士の討ち入り」を一席。福島の報告に続き「フラガール」が始まるとみなさん飲食を控え聞き入ってくれた。途中で私が水を飲んだら、あうんの呼吸でお客さんたちもぐいっとお酒を(笑)ライブならではの親近感があり、たのしく、ほんとにたのしく語らせてもらった。
USTで配信している「香織ちゃんねる」に登場してもらった浪江町の門馬さんご夫妻も駆けつけてくれました。娘さんが住む北区で避難生活中の門馬さんは元教師で、40年前、たった3人で反原発の運動を始めたうちのお一人。ご夫妻はあの「プロメテウスの罠」第一回で紹介されている。
「香織ちゃんねるイン音倉」今後は福島ゆかりのゲストを呼んでのトークライブなど、いろいろ企画を練っていきますので、お楽しみに!

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January 26, 2012

いわきの夜明け市場、草野小学校へ

東京が雪になった23日の内にいわきへ移動。
案の定24日の電車は乱れ高速も一部通行止め。23日夕方いわき駅前のミスタードーナツでは、原発作業員の斡旋か、4人の青っぽい作業服をきた男性たち、一人は細かい金額を言いながら電話をかけまくっている。原発事故の最前線となったいわきの現実。友人の志賀さんが昨年10月に始めた焼き鳥屋「ありがとう」はあっという間に満席。仮設住宅を請け負っている建設会社の人たちも。8時過ぎ、震度5弱の地震に見舞われる。地元の客はすぐに屋外へ出て電話をかけまくり。慣れている。原発は何事もなかったようだが、安心してお酒を飲むことをできないのだな〜いわきは。もっとも今時どこでもそうだが。

24日、午前中は中央台の田中さん宅の線量を測る。目の前がいわき中央公園、日当たりが良く一等地だが0.2あった。公園は0.3。除染対象の公園の窪地には仮設住宅が並んでいる。目の前はいわき光洋高校。この高校に通う孫がいる田中さんの心配は尽きない。
小中学生も参加しての草野小学校での防犯講演会。私が講演している間、スタッフが近所のガソリンスタンドへ。そこにはこんな張り紙が「福島県からの脱出は保護者の務めではありません」という見出し。
「生活の場の移転や日常生活における過剰な移動などによる発生する危険(身体的精神的危険)が、放射線被曝による危険が上回ることがあることを認識してください」なんてことも。保守王国福島とは言え、こと放射能に関してはこれはまずい…。


January 24, 2012

まとめブログ11~21

またまた、まとめブログになってしまいました。昨年のムリムリ収束宣言をあざ笑うかのよう、元旦1日の地震以降福島市でセシウムの降下量が増えて不安な気持ちを抱えつつ、まずは11日の新宿スペースゼロの被災地応援新春寄席、講談「稲むらの火」林家たい平師匠の落語や漫才で「色々楽しめた〜」とはご近所の後常連の感想、小高商業の大根かりんとうは200袋完売、いわきTシャツは8枚。セシウムは気になるけど幸先のいい年明けとなりました。
15日の「脱原発世界会議」、「人と文化ネットワーク」の「いわきのジャーナリストから見た震災、原発そして今…」はほぼ満席で大成功、「日々の新聞社」安竜さんの朴訥な語り口と印象に残る話の中身、新聞購読申し込みが増えたのも納得。持ち込み企画の中では光った企画と、仲間たちと自画自賛。主催者は短い準備期間でよくぞ開催してくれました!他の会場のイベントもこれからYouTubeでゆっくり見ることができるのが嬉しい。
「脱原発世界会議」の興奮も冷めやらぬ翌日からは名古屋の劇団うりんこでワークショップ。「三方ヶ原軍記」を繰り返し皆で声を揃えて。結構しんどかったが6年目だけあって皆、酸欠気味になりながらも上手にできました(笑)
19日はFCで知り合った友人からの始めての記念すべき講演会。日本賃貸住宅管理協会さんの新年会で「フラガール物語」を一席。なんといわき市同士で男子校女子校の違いはあれ同級生!NPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」の会員にもなってくれた荻野さん、震災がなければきっと知り合うことはなかったと思うと不思議な気持ち…。

21日は「しずおか女性の会」前日は雪、この日は雨、で、よりによって王子駅で火災があり京浜東北線は不通。皆埼京線を利用するからすごい混雑、一本遅らせようにも新幹線に遅れるわけにはいかないと無理無理乗り込み、斜めになって新宿へ。東京駅から走って新幹線へ。2分前にセーフ(笑)かいじょうは250人もきてくれました。被災地の話の後の講談は東海地震が気になる静岡ということで「稲むらの火」、皆さん泣いたり笑ったりハラハラしたりと楽しんで下さり、手応え十分な一日でした。
さてさて
武田さんのブログによるとセシウムが増えたのはどうやらがれきの焼却によるものと判明、さあ、煮ても焼いても食えない放射能、撒き散らした方々には死ぬほど考えてもらいたい!
それにしても事故後の政府の対応など議事録を取ってなかった不祥事や、事故後の原子炉内のデータを送るコードが短くて役に立たなかったなど、信じられない事実がこれでもかと次々。
絶望を通り越して笑うしかない?お笑いの皆さん、今ですぞ!