October 27, 2011

福島の女たちは立ち上がりそして…

「女たちは立ち上がり、そして座り込む」経産省前の福島の女たち(約40人)の座り込みに参加。秋晴れの中「怒ふくしま」の旗が勇ましい。私が福島県で過ごした9年間。平和フォーラムの取り組みで「チェルノブイリの祈り」「はだしのゲン」と県内何度もツアーを組んでもらった。春夏秋冬の福島の景色が走馬灯のように思い出された。あの美しい自然は、見た目は同じでももう別世界だ。悔しい。きょう福島から参加のほとんどの方が私の講談を聞いていてくれたり、実行委員として切符を売ってくれたり…。なつかしい顔、顔、「こんな形で再会なんで悔しいね」と挨拶するもすぐに「がんばっぺ!」福岡県の福津で避難生活をしているフェースブックの友達とも出会った。4歳の息子さんは保育園になじんで福岡弁が上手になったとか(笑)女たちの闘いには笑顔があり、思いやりがある。いわきの人を捜したがきょうは参加なし。明日はくるのだろう。3日間で県内から100人が参加するのだ。その後は全国からの女たちも続き、座り込みは来月6にちまで続く。
応援で座り込んでいるのはほとんど東京近郊の女性たち。知り合いが結構いて「東京新聞読んだよ」と笑いながら声をかけて
くれた。中には「なんだあのひどい写真は」とはっきり言う男性も。
あの写真は相当インパクトが強かったようです(苦笑)
「人と文化ネットワーク」の仮リーフレットを配る。そしてマイクをもって挨拶もさせてもらう。
ひとり入会したよとツイッターで連絡があった。うれしい。
たまたま今日の朝日新聞の夕刊に「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」立ち上げの記事が掲載されていた。「一人だと気弱になる。繋がれば力になる」を実感した一日でした。

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October 24, 2011

23日、朝、新聞を読んでいてすごい顔の私の写真を見て、目が覚めた。なんでまあ、よりによってこんなおてもやんのような、ムンクのさけびのような写真を載せるのかね〜。これじゃ「チェルノブイリの祈り」じゃなくて「チェルノブイリの叫び」だ。とおもいつつこちら特報部の「フクシマの怒り語る」記事を読んだ。中山記者が涙ぐみながら取材してくれた記事、心がこもっていて、写真のことは許そうと思いました。うちの父親のことも書いてある、さっそく送ってあげましょう。午前は理事会、午後は亀戸公園の「団結祭り」新聞をよんだ人たちから、随分と声をかけてもらった。年に一度の団結祭り、毎年恒例の靴をかって名残惜しくも解散。

October 22, 2011

21日、
国内撮影を終えたドイツ国営放送のシュナイダー監督とシャロームカメラマンが明日日本を発つ。千葉から会津、会津から新潟、京都、長崎から広島とすごいハードスケジュールをこなしてて今夜は赤羽で一杯やろうと。さあ、ほろ酔いで立ち飲みシーンの撮影。若い女性が2人加わってくれて、撮る方も撮られる方も、酔っぱらって楽しそう。私はひとり禁酒中。よっぱらいって「じゃあね」といってから解散迄30分かかるのがよくわかった。明日の仕事のため、わたしだけお先に失礼した、赤羽丸健水産、おでん屋さんは時間オーバーしてもとても親切でした。シュナイダー監督が「もんじゅ」の地鎮祭で神主がお払いしている写真のコピーを示し、自然や命を守る神道の神主がなぜ生物を滅ぼしかねない原子力施設でお祈りをしているのか?と訪ねられた。原子力の危険性を勉強せず、仕事として、あるいは慣習としてただ受けていると答えた。事故がないようにお払いしたのでは、あまりに能天気。もんじゅ、まともに動かせず、今、一日5500万円の税金を注ぎ込んでじ〜っとしているのだから。それにしても「文殊」「普賢」などおそれおおい名前をなぜ原発施設につけましたかね。ばちがあたるというものです。



October 21, 2011

2泊3日の座禅断食道場・腰痛との闘い

16日
朝から自主断食で水を飲むのみ。野口法蔵さんに電話した。「松本迄来れるなら大丈夫です」。「特急あずさ」で松本へ。座席から立ち上がる時の痛いこと。バスに乗り換え空腹抱えなんとか開始直前の5時59分に到着。美ヶ原温泉郷「芝浦荘」のホールに40名以上まわりの壁に寄りかかるように集まっていた。
思えば3、11以降、以前にましてお酒飲まずにはいられないような日々。それほど強い訳でないのに…。NPO法人立ち上げのいそがしさ、雑事もふえておろおろし目のまわるような日常。つい自棄食い自棄のみ?!3、11以前に申し込んだ合宿だったがとてもタイムリーに思えた。
ところが、腰痛で座禅が組めない。初日の3回の20分の座禅、正座したり、椅子をかりてすわったり、と。座禅が終わった後は背中に鉄板が入ったようにジーンとしてなかなか立ち上がれない。「歩く姿は百合の花」どころか、がにまたで、背中を丸めて何とも格好が悪い。しかも席は新参者だから?一番奥の隅。水がある廊下までたどり着くのに、ひーひーいいながらよちよち歩いて…。法蔵師が「座禅断食のススメ」(七つ森書館)にも出ていたぎっくり腰を瞬時に治すマッサージをしてくれた。直後は膝が伸び楽になったが、座禅後はまた痛くなりがに股。
部屋は3人部屋で、たまたま一人が風邪ぎみでいびきを。深夜12時、布団をかかえ外に出て、ホールの横の和室に避難し、何とか就寝。こうして一日目は終了したのでした。
2日目、
きょうは9回の座禅を組むと聞いて気が遠くなりそうになった。腰痛は少しはましになったが一回組むたびにもとに戻る状態。きょうも正座、あぐら、足をのばすなどいろんな形で座禅を。20分で100数えるのが理想だそうだが、痛いと息が浅くなるのか150〜200ぐらい。終了前に師が立ち上がり、肩や背中を板で叩いてくれる。これが気持ちいい。
あまりに天気がいいので、午前の休憩時に散歩に出た。道路の向かい側は温泉施設、小川の土手にコスモスが咲いている。歩いているうちに道がわからなくなり、痛い腰をかかえて小走りで戻った…なにやってんだろう、私。
午後の20分の合掌行はすごかった。頭の上で合掌して般若心経を7回となえる。二の腕がすぐに痛くなって降ろしたくなるも回りを見渡せばみな頑張っている、というわけで私も頑張る、で、出来た!!
夕方の法話の時間に、ご指名をいただいた。「チェルノブイリの祈り」の紹介や、被災地福島の話、滑舌、カラスの発声など、みなさんにも楽しんでもらう。なんと、みなさん、空腹なのに、良い声が、大きい声が出た。これには驚いたが、もっとびっくりしたのは、腰痛でげっそりしていた私がマイクをもったとたんに喋りまくり、「外郎売り」にいたってはかつてないほど、早口で出来た。空腹でぎっくり腰なのに、どういうわけでしょう?
3日目、
6時半読経、3回の座禅。休憩時に幸手市から参加の足裏マッサージ師山田さんが腰に効くストレッチを教えてくれた。次の休憩には
岐阜から参加の土屋さんか「いいお話を聞かせてもらった、せめてのお礼」と足首マッサージをしてくれた。みなさん、ありがとうございます〜。
そして待ちに待った「明け」の食事。

いや、梅湯(講釈師にもいる)大根のおいしいこと。どんぶりに4杯位大根を食べて梅湯を飲んでおなか一杯。でも、お腹はうんでもすんでもない。1時間位後にやっと便意を催して、宿弁が!皆の会話は「出た」「まだ」「一回目」「3回でた」「やったね」と排便の会話のみというのも面白い。すっきりして解散。明けの食事は20日迄野菜や天然酵母パン、麺、蕎麦など。コーヒーも日本茶も駄目。そして来週の火曜日迄は普通食でも酒、タバコ、肉類は禁止で通常半量程度。かえりの「特急あずさ」で気がついた。視力がよくなり景色が遠く迄見渡せるようになったことに。2泊3日の座禅断食道場は空腹よりも腰痛とのたたかいでした。それにしても、参加者がみなさん、ユニークで話が面白い。「チェルノブイリの祈り、続きがききたい」と言って名刺をくださったやなさわさん、面白法人カヤック http://www.kayac.com/ をやっていて、「こえ部」では朗読や、歌や、独り言や、あらゆる声が!こういう発想ってすごい!講談協会もこういうのを取り入れれば新人がたくさん来るのでは?

October 15, 2011

千葉大へ。ドイツ国営放送が取材

15日
風雨がもっとも激しい時間に片手でキャリーバックを、片手で傘をもち駅へ。朝から腰痛があったのがますますひどくなって西千葉駅着。は「たいしたことない」と思いたい気持ちをあざわらうかのように痛みは徐々にひどくなる。でも雨があがって幸い。
千葉大正門でソニアさん、シュナイダー監督、シャローンカメラマンと落ち合う。
ガラガラひいて歩くところから撮影開始。よりによって、髪も風であばれ、ぎっくり腰になりかかっている状態でドイツ国営放送ZDFの取材をうけることなるとは。それでも「外郎売り」で口慣らししているのを聞いてその早口に驚いた様子(笑)
あっと言う間にちいさな手鏡の前で髪をアップにし、着物に着替えると「東洋の神秘」をみたような顔になっていたのが面白かった(笑)
終演後、会津へ向かう彼らを見送って、小林正弥教授の話をもっと聞きたかったが、腰痛のため、車で帰宅。明日からは2泊3日で野口法蔵師の「座禅断食道場」へ参加予定。7ヶ月もまったのだから参加したいが、ぎっくり腰で大丈夫だろうか。