June 16, 2010

樺美智子さんの追悼式

昨日は、60年安保闘争で亡くなった樺美智子さんの追悼式に行った。
写真の樺さんはあまりに若々しい。そして集まった数十人はほとんどが老人。数十万のデモ隊の中で彼女たった一人が亡くなったしまったのだ。デモ隊と警察官が激しく衝突した国会南門前。右翼の車が「菅直人は売国奴」とマイクで叫んでいた。警備の警官たちには大声で抵抗していたが、昔の全学連の闘士が静かに近寄っていき、諭すと去っていった。心を込めた言葉は通じるのだと感心する。杖をつきながらの挨拶もあった。「こんにちは」を「こんばんわ」といって気がつかない人もいた。つい昔のくせ?熱弁止まない老人もいらした。きっと当時を思い出したのでしょうね。
蔵田さんという方が「普天間問題の音は60年安保改正にある、対米関係でダブルスタンダードを続けて来た政治を改めて考えなければいけない」と発言。もっともだと思うが、やはり安保以後は経済成長第一で大切なことを置き去りにしてきたのですね…。それにしても、私が小さい頃、あのような熱気につつまれた過去があった、その事自体が夢のようだ。