September 30, 2009

人参ジュース断食1日目

今週のマルゲキのゲストは医者の石原結實氏。「空腹力」、人参ジュース断食に興味がわき、一週間前に予約。
運良く空いていて、雨の中、午後4時に伊東のヒポクラティックサナトリウムに到着。
ゴルフコースの中に別荘地の一角。部屋はビジネスホテルのシングルそのもの。
部屋には生姜湯、番茶、黒砂糖、紅茶が置いてある。いつでも空腹が満たせると思うと安心。

5時45分に人参リンゴジュース3杯。ダイニングルームで早速参加の女性たちの談話に混ぜてもらう。こういう時、大抵の女性は親切にいろいろ教えてくれる。散歩コースの途中にある蜂蜜屋さんとか、顔ソリをやってくれる床屋とか。6時半から一時間だれもいない10メートル四方ぐらいのトレーニングルームでルームランナー、ロディオボーイ、ダンベル等軽く運動。7時半から8時半までお風呂、先に入っていた女性と少し話し、あとは貸し切り、サウナでたっぷり汗をかく。洗濯機をまわして午後10時、ちっともお腹すかない、そりゃそうだ、今日が初日の断食です。
志ん朝と貞山の「豊志賀の死」を聞き、12時頃就寝。


September 29, 2009

講談聴いて失神しないで〜

 浜北労協は32年に渡って「米軍機墜落事故抗議集会」を継続している。地元とはいえこれはえたいしたもの。緑公会堂で事故のことを熟知している400人以上もの組合員や一般の人に「哀しみの母子像」を聞いてもらう。

 終盤、集中している客席の一部がざわついた。終わりの盛り上がりのシーンだというのにどうしたのだろうと思ったら、なんと、前方で聞いていた方が失神してしまい、その方を回りの人たちが運び出したのだった。ああ〜。
そういえば以前にも、「新釈四谷怪談」を聞いて心臓発作を起した人がいたけど…、あの方、大丈夫だったかしら。お願いだから私の講談を聞いて命を落とさないで下さい。
 小中学校の先生方が「はだしのゲン」や「チェルノブイリの祈り」のDVDを教材にと求めてくれる。嬉しい事だ。感情をフックにして基地問題を皮膚感覚でとらえる「かなしみの母子像」、この作品のDVDもまもなく出来る。基地問題の新しい切り口のテキストとして大いに活用してもらいたいです。
 閑話休題、
 自民党の総裁に谷垣さんが選出された。あれだけ惨敗したのに何の反省もなく何の変化も求めない自民党、これじゃ来夏の参院選も厳しいよ。もっと想像力と危機感をもたなければ。思い切って河野さんに任せても良かったのでは。 

September 27, 2009

香織倶楽部第3回発表会

相撲の様子も気にかかる連休明けの日曜日、上野広小路亭は「講談サロン香織倶楽部第3回発表会」で盛り上がっていた。
初高座の織史の「…すみません、後を忘れました」もご愛嬌。拍手につつまれた出演者たちは日頃以上の力を発揮。インタビューではみな、「ちょっとど忘れして」…、などなど。そんなの黙っていればわからないのに(笑)
 進行役に徹した私でしたが、やはり、お客様を前にして、最後に一席やりたかった!!

 高座ではアドレナリンが全開!?本領発揮する時ってみなさん、キラキラしている。
これからも生徒さんの「自分ならではの表現」を後押しして行きたい、「政権交代なった政治を導くのは国民の声」外神田一門、出囃子の準備が整いましたよ〜〜。
  早速、茨城からのお客さんからメールが届いた。
「香織師匠の指導宜しく、外神田一門皆さんの上達ぶりには感心致しました。
また、こんなに楽しい講談会も初めての経験で、感心したり十分楽しませて戴きまし
た。香織一門皆さんの益々の御多幸と御活躍を祈念致します。 感謝。」


September 25, 2009

「1000年の山古志」

「1000年の山古志」昨年訪れた山古志の景色が映し出される、なつかしいムーミンの谷が、闘牛のあの牛たちの見事に大きな尻が。
 見終わったあと、人に親切にしたくてうずうずするそんなドキュメント。やはり、山古志にとことん寄り添って10年の橋本監督ならではの作品。「震災から立ち直る人々」なんて簡単な表現では収まらない登場人物の表情。日本の山里を代表するような美しい棚田の景色、それが中越大地震で様変わりしてしまう、偶然にもその変化に立ち会ったこの映画。美しさと無惨さと。さすが5年の年数を重ねた映像の数々。制作者の「次の時代の生き方の価値観が見えてくる映画」といったわけがよくわかる。間違いなくやってくる大災害に遭遇した時、こうありたいもの。
 

September 20, 2009

WE21ジャパン主催で

たまたま会場が空いていたというのももっともな大型連休の日曜日。しかも雲一つない晴天。道路は上も下も渋滞。いつもなら1時間半で到着する距離の、大和市保健福祉センターにゆうに3時間かかってたどりつく。
講談サロンの生徒さんで、私の高校の先輩の郡司真弓さんが理事長を務めるWE21ジャパン主催「米軍機墜落事故―哀しみの母子像」公演。130名ものお客さんが来て下くれ、ほぼ2人にひとりがアンケートに感想を書いてくれた。この作品はやればやるほど、反響があり、手応えを感じる。
 サロンの鏡さん、終了後、港の見える丘公園にいったそうだ。39分母子像の側、20人通過する中に2人くらいの割合で立ち止まって碑を読む若いカップルがあったとメールを頂いた、10パーセントというのは確かに大きい。碑文を入れるのに苦労した今はなき勇さんもきっと草葉の陰で安堵していることでしょう。