March 28, 2009

春の花火大会

 相変わらず寒い。
永さんのラジオで日暮里舎人ライナー開通一周年を記念した春の花火大会が舎人公園で開催されると知り、出かけた。舎人公園はまわりに高い建物がないせいか開放感がある。出店も出ていて家族連れでにぎわっている。寒いスタンド席に座って待つこと40分、足立区長の挨拶に続き春の、というか冬の花火が30分間繰り広げられ、しばし寒さを忘れて歓声と拍手。今年で2回目、また来年も楽しみたい。菜の花畑で童心にかえり、思わずぶりっ子してしまいました。



March 27, 2009

お花見、寒かったです

 講談サロン、はじめてのお花見は落語にも出てくる飛鳥山で。しかしここのところの寒の戻り、真冬のような寒さの中でのお花見となった。その上あろうことか霧雨が…。桜の木の下へ移動し、続行。高橋さんと横田さんが自転車で運んでくれた卓上ガスコンロとおでん鍋のお陰で、暖をとることができ、総勢12人は5時から消灯の9時までふるえながらも大いに盛り上がり…、とはいうものの、
来年は花が咲いてから計画しよう。



March 26, 2009

林眞須美さんに面会

 あの和歌山カレー事件から今年で11年目。
名古屋から足を伸ばし大阪拘置所の林眞須美さんに面会する。一日一組しか面会できない。無駄足にならないようにあらかじめ手紙を書いたところ、彼女から「待ってます」と電報がきたのが3日前。
面会の理由はふたつ。弁護団のひとり、安田好弘弁護士から「一度機会があったら自分の目でどういう人物か確認したら」と言われていたのと、2月に東京で開かれた集会での彼女の夫、林建治さんと長男、三女の切実な訴えに真寿美さんは無実では?と思うに至ったのです。

 はじめての拘置所、番号札をもらって携帯をロッカーに入れて、差し入れ品は品目を書き入れて窓口に差し出す。拙本と現金を差し入れる。
知らないことが沢山。メッセージは一切だめとは知らなかった。本に書いた励ましの言葉「一日も早く自由に」というのはダメ、はさみを出されてその部分を切り取る。現金を入れた封筒に同封した激励のメモ、結構かんがえて選んだ、孟子の
「天が人に大任をあたえようとするとき、まずその心を苦しめ、その筋骨をさいなみ、餓えを知らせ、その人が行おうとしていることを混乱させる。かくして、天は人の心を刺激し、性質を来鍛え、その非力を補うのである」もダメ。もう一枚の「御身大切に、神田香織より」も返された。なんというきびしさ!人権なんて全くない。えん罪の人たちはたまらないだろうな〜。

 10分ぐらいの面会時間だったが、ピンクのトレーニングウェアの上下姿の眞須美さん、持ち前の明るさで「初めまして」と。勝ち気だが、人のよさそうなおばちゃん(ごめん)といった印象。(私より年下だけど)。
11年もの拘置所生活。かつて取調官が彼女の顔を殴ったとき、負けずに殴り返し、「一生、出れないようにしてやる」「30年この仕事をやってきた。お前が一番気が強い」と言われたと。最後に「なんでも聞いて」と切なる願い。思わず「今の体重は?」と聞いたら「それだけは勘弁して」。

 こんな気のいい一人の女性を、証拠も動機もないのに死刑にしようとしている。あるのは保険金詐欺と亭主に言われてテレビカメラに向かってホースで水をかけたことだけ。カメラに水をかけた映像が「鬼女」となり、世間体を気にする司法によって「死刑」となるとしたら…。ぞっ〜とする。
施設で耐えた4人の子供たちの苦労を思い、自殺を思いとどまったという彼女のどこからも「鬼女」は見いだせない。

 拘置所を出ると正面の川岸の桜が、寒風に耐えつつつぼみを膨らませていた。眞須美さんもたとえれば花咲き誇る年齢、無実のひとりの女盛りの女性の人権をここまで踏みにじり、死にいたらしめることがどうして許されるだろうか。
えん罪が疑われているの人たちを無視しての「裁判員制度開始」でえん罪の防ぐことができるとは到底思えないのです。

March 25, 2009

「うりんこ」講談ワークショップ

「うりんこ」講談ワークショップの発表会、参加の劇団員がそれぞれ新作を発表。一人一人の感性、思惑、表現を用いた新作は実に痛快。滑舌はそれほどよくない男性が「義士伝」をまねて書いた「大学生の合コン討ち入り」は秀逸。新たな才能が開花した。
わずか一月で「梅は咲いたか」を三味線弾き語りでこなした若手の丹羽さん、古典「鉢の木」に挑戦したベテランの柴田さん、おふたりともお見事でした。
お客の劇団員たちも「いや〜、すごかった」といってくれたのに、一般観客がいなかったのは残念、ほんとに面白い発表会だった。うりんこの皆さん、こんなに講談上手になって、どうする?

March 20, 2009

「並木路子リンゴの唄」

日本橋亭夜席は「並木路子リンゴの唄」のネタおろし。なんとか3月中に発表することが出来た。これから練って練って舞台作品に作り上げたい。楽屋にあたらしい前座見習いの女性が。はやばやと織奈に後輩が出来たわけで、講談協会はますます華やかに。